相続人となる予定の人が、被相続人よりも先に無くなってしまった場合、誰が相続するか、決め直さなければいけません。そのとき、相続人となる予定の人の、子が相続するケースがあります。これを代襲相続といいます。しかし、相続人の人数が増え、トラブルが起きる可能性も高まります。

代襲相続が発生するケースとは、相続人となる予定の人の直系卑属であること、また、廃除や相続放棄などによって、相続権を失っていないこと、が条件です。このような条件を満たしている人は、大家族であれば、多くいると言えます。

代襲相続人の相続割合は、相続人となる予定だった人が、受け取るはずであった分を、そのまま引き継ぐことが基本的です。代襲相続人が複数になった場合は、相続税の計算が予定と変わる可能性が高いため、あらかじめ、ちゃんと計算しておきましょう。

しっかりと調べ、トラブルのない相続をしましょう。