家族信託は家族間で財産管理ができます

家族信託を考えた大きなきっかけは自分自身の認知症などの不安ですが、メリットは家族間でできる非営利目的の財産の管理が可能という点です。この制度を利用してまず実感したのは財産を信託する自身である委託者と財産権を持つ受益者との間に、信頼できる財産の管理や運用や処分をおこなう受託者がいることでトラブルに発展しにくいことです。受託者の財産管理に関しても受託者個人の判断などに影響されず、自分自身の明確な意思を元気なうちに示すことができることもこの制度を利用する大きなきっかけのひとつでした。親族が後見人に選択される成年後見制度とはことなり、信頼できる家族や親戚などを受託者に指名できることも安心材料のひとつです。